2022.06.18

2社のお客様の経営会議を終えて

株式会社フォーグッドコンサルティングの寺田です。

今週の私のお仕事は、2社のお客さまの経営会議からスタートしました。
1社目のお客様は~創業100年~の歴史をお持ちになる企業さまです。

現在、三代目になられる社長は、私が尊敬する経営者のお1人です。

毎月開催される経営会議(幹部会議)では、社長が発信する自社の戦略が創造的でかつ裏付けもある内容で、私自身勉強になることがたくさんあります。

お話を聞いていると、社長としてこの会社に戻ってこられる前に既にご自身で違う事業をおこし成功されていた理由もわかります。

私自身これまで3年近くお仕事させてもらってますが、社長がこの経営会議の内容に疑問を感じられ「しばらく開催しない」という意思決定をされたのが昨年末のことです。

そしてこのたびあらためて会議再開が決まり、私も参加させていただきました。

社長が以前から~主体的な組織~を目指されているのは知っていましたし、私もとても共感する部分なので、今回の会議では業績報告のあと「効果的な会議のポイント」というテーマでお話させていただきました。

・業績を上げている企業は「意思決定する会議」をしている企業が最も多いこと
・効果的な会議を行う上でファシリテーターという役割が必要であること
・毎月の会議に連続性を持たせるために議事録作成者が必要であること

などをお話しさせていただきました。

社長に対しては釈迦に説法な部分もあったと思いますが、来月よりファシリテーターと議事録作成を担当する方が決まりました。

私の印象としては、このお2人はそれぞれ適任と感じる方でした。

ファシリテーターを担当される方は、商品開発部の方で来期より組織活性のリーダーになる予定とのことで、ファシリテーターの役を担うことに積極的でした。

「インクルーシブリーダーシップはまだ早いが、まずは自分がサーバントリーダーシップを発揮してファシリテートしたい」

という言葉がとても印象的でした。

そして議事録担当になられた方は、マーケティング部の方になりました。私の印象としては普段からとてもクールで事実や数字を冷静に見ることが得意そうな方です。

主観を働かさず客観的に事実を記録することが求められる議事録作成者として、この方も適任者だと感じました。

私も今後お二人がファシリテートや議事録作成を担われるプロセスで何かお手伝いができればと考えています。

既に素晴らしい業績を上げられているお客様ですが、組織が活性化しさらに発展されるのが楽しみです。

 

経営会議

そして2社目のお客様は、創業からもうすぐ2年目になる企業さんです。

しかしこちらの社長も前職で新たな事業を立ち上げて成功され、その事業をこの会社でリスタートされています。

私が以前よりお人柄に惹かれている社長さんの1人です。

今回の会議では「わが社の強みを発揮しさらに顧客から選ばれる企業になるための人材」がテーマです。

事前に人事評価制度で必要となる「キャリアマップ」のラフスケッチ作成を社長にお願いしていたので、今回の会議はその内容の共有がメインです。

社長の発表のあと「数字で評価されることに抵抗がある」という方もおれば「どんな評価ができて自分はどう評価されるのか楽しみ」という方もいました。

また「社員数が増えてから人事評価を入れると抵抗が大きくなるので今のうちに導入したほうがいい」と素晴らしい意見を出してくれる方もいました。

会議を初めてまだ1年も満たないですが、当初と比べ素直な意見や前向きな意見を出してくれるようになったと感じています。

また会社目線での意見も出してくれるようになってきています。これらは社長自身のお人柄が影響しているのだと感じています。

私も

・会社の成長には個人の成長が前提となること
・会社が求めている人材を言語化することの必要性
・ハロー効果による不公平をなくすこと

などお話させていただきました。

また時間をかけて社長と社員さんと一緒に導入を進めていく必要性があることも伝えさせていただきました。

そして来月の会議のテーマは「会社の理念とビジョンの共有」です。

既に共有はされていますが、新卒採用を進めるうえでもう一度共有し固めたいということです。
私も次回このテーマにあったお話ができればと考えています。

お仕事させていただく中で私も成長させていただいてます。
ご縁に感謝し、さらにお役に立てるよう精進して参りたいと思います。

株式会社 フォーグッドコンサルティング
社会保険労務士法人 フォーグッド
寺田税理士事務所
有限会社 西尾経営センター
労働保険センターNIPRE大阪
寺田 慎也