こんにちは。経営計画作成講座の講師を務める寺田です。
先日、実践編第8回「経営者として数字を見る力を付ける」が終了しました。
この回で行った内容は以下の通りです
・損益計算書と貸借対照表の見方
・管理会計思考による業績アップのポイント
・会社と社長個人が保有すべき預金口座のバランス
・会社の利益額と社長報酬額のバランス
・数字を見る力を付けるためのテスト
・利益を出すための方法の抽出
受講者の皆さんは、慣れない数字の勉強に頭を使い、真剣に取り組んでくださいました。
皆さんの頑張りに私も感心いたしました。
数字の世界は一見難しく感じるかもしれませんが、これからの経営においては欠かせない要素です。
京セラ創業者の稲盛和夫氏も書籍『実学』の中でこう語っています。
「私は、27歳の時に京セラを創業し、ゼロから経営を学んでいく過程で、会計は「現代経営の中枢」をなすものだと考えるようになった。企業を長期的に発展させるためには、企業活動の実態が正確に把握されなければならないことに気づいたのである。」
「経営者は自社の経営の実態を正確に把握したうえで、的確な経営判断を下さなくてはならない。そのためには、会計原則・会計処理にも精通していることが前提である。ところが日本では、それほど重要な会計というものが、経営者や経営幹部の方々から軽視されている。」
「また中小、零細企業の経営者の中には、税理士や会計士に毎日の伝票を渡せば必要な財務諸表はつくってもらえるのだから会計はしらなくてもいい、と思っている者もいる。」
「飛行機の操縦席にあるコックピットのメーターの数値に匹敵するものであり、経営者として目標にまで正しく到達させるためのインジケーターの役割を果たす。」
今回がきっかけとなり、受講者の皆さんが更に数字を見る機会を重ねることで、分析力がさらにアップしていくことを願います。
次回、第9回のテーマは「自社の経営を見える化する」です。経営を見える化することで、より効果的な経営戦略を立てることができます。
皆さんと一緒に、経営の視点を広げ、より具体的な改善策を考えていきたいと考えています。
いつも皆さんの熱心な参加に感謝しております。
引き続き、経営計画作成講座の実践編を通じて皆さんの成長と成功を支援してまいります。
次回も皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
株式会社 フォーグッドコンサルティング
社会保険労務士法人 フォーグッド
寺田税理士事務所
有限会社 西尾経営センター
労働保険センターNIPRE大阪
寺田 慎也
寺田 慎也Terada Shinya
- 税理士、特定社会保険労務士
- 経営コンサルタント
寺田税理士・社会保険労務士事務所代表。税理士・特定社会保険労務士。1976年生まれ、大阪府堺市出身。2003年、税理士登録。同年、西尾経営センター取締役に就任するとともに寺田税理士事務所を設立。2008年、社会保険労務士登録。寺田社会保険労務士事務所を設立。翌年、労働保険センターNIPRE大阪を設立。税理士と社会保険労務士のダブルライセンスを活かし多角的な経営戦略を得意とする「株式会社フォーグッドコンサルティング」を設立し、代表取締役就任。「大阪№1のサービス」をモットーに「節税」「労務」「助成金」など、企業のさまざまな課題を解決しながら、真に役立つ未来指向のコンサルティングを提供している。