2019.11.15

売上が上がらないと言う前に・・・。目指せ小さなNo1

正しい戦略が、売上を伸ばす大前提!! ”売上を上げるための商品戦略編”

①あなたは、何を売りますか!?

まずは、自社の商品を決定しなけばならない。何を売るのか!?これが決まらないと話にならない。多くの経営者がここで間違ってしまう。多くの経営者が間違う理由が、”誰に”売りたいのかを明確にしていない場合が多い。もし、うちの会社の商品は、千差万別誰からも買ってもらえる商品だと思ったときは、おそらく売れないでしょう。考えてみてください。誰からも買ってもらえる商品は、大手の大企業が既に売り始めています。売っていなくても売れると分かれば、あなたの会社より安値で販売を始めます。小さな会社が目指すは、小さな顧客層でヒット商品を作ることです!!

さあ、目をつぶってください。そして、その商品が売れまくっていることを想像してください。その商品は、何ですか!?そして、誰に売れていますか!?

福岡の小さな小さなバーのようなところから始まったラーメン屋さん。メニューは豚骨ラーメン。今では誰もが知っているラーメン屋。そう『一風堂』です。豚骨ラーメンは、誰が食べますか!?普通は、男性客ですよね。しかし、一風堂のターゲットは女性客!!女性客が食べれる臭くない豚骨ラーメン!!まさに逆転の発想。誰も狙わない客層戦略ですね。

②価格勝負をするな!!低価格は首を絞める!!

小さな会社は、価格勝負に出たらまず潰れる!!大手の会社は本当に薄利多売をしていますか?実は、ユニクロは原価率が30%後半程度で相当高い利益率!!大手は大量仕入れができるから、価格を抑えても実は高利益率で販売できるのです。小さな会社ほど薄利になり易い。だからこそ小さな会社は、価格勝負をしてはいけない。これを肝に銘じてください。

小さな街の電気屋がどうして潰れない!?小さな街の電気屋で買えば、大手の家電量販店より値段が高い。だけどなぜか潰れない。それは、年配の方はテレビなど設置や設定できない。テレビが壊れたら修理にもっていけない。少し割高でも街の小さな電気屋だとテレビの設置や設定をしてくれる。壊れたらすぐに来てくれて、代替えのテレビを置いて行ってくれる。年配の方にはありがたいサービスですね。小さな町の電気屋は、私のようなものはターゲットにしていないんです。年配の方がターゲットなんです。低価格にならない方法、それは、どこにでもある商品を『不安』『不満』『不便』と感じているお客様に『不安』『不満』『不便』を解消するサービスで販売している。サービスは立派な商品です!!

③怪しい商品、めんどくさい商品は小さな会社の専売特許。

怪しい商品は、大手は手を出さない。そこを狙って差別化をしている会社がありますね。やずやの『にんにく卵黄』!!誰もが一度は聞いたことがある商品ですね。大手はこんな怪しい健康商品には手を出さないですよね。他も怪しい商品を取り扱っている業種があります。不動産屋です。不動産会社は雑居ビルは扱いたくない。なぜなら、雑居ビルはクレームも多くめんど臭い。そんな雑居ビルを専門に取り扱って一人勝ちしている不動産屋もあります。

和菓子屋は、なぜ老舗が多い!?老舗の和菓子は、機械化では生産が難しい。あの美しい飾りつけは機械ではできない。どら焼きぐらいは大量生産できるけど、和菓子の老舗の技術を機械化するのは難しい。大手は、大量生産できない商品は取り扱いたくない。だから老舗の和菓子屋は大手と戦わずして、地元に根付いているんです。

今では、誰もが知っているスポーツメーカー『アシックス』。アシックスは創業当初あるニッチな商品で販売戦略をしていました。その商品は何か!?”バスケットシューズ”に特化したんです。当時バスケットシューズはニッチな商品だったので大手のスポーツメーカーは参入してこない。だからニッチな客層で一人勝ち。まさに小さな会社の戦わずして勝つ商品戦略ですね。小さな会社は資本力も営業力でも大手には勝てない。それが分かれば、小さな会社の戦い方が見えてくる。戦わずして勝つ!!これが小さな会社の正しい商品戦略!!

あなたの商品を”誰に”売るかを細分化してください。小さな会社は小さな顧客層をターゲットにする。小さな顧客層でシェアNo.1になれれば、大手と戦わずして勝てるんです。さあ、自社の商品を誰に売るのか、もう一度考えてみましょう!!